2012年4月10日火曜日

ブログテーマ[CB750フロントフォーク分解]|自動車修理バイク修理記録


なめた六角穴付きボルトのCB750を対処して

このバイクに限ったことであるがその原因と対処を構造を知った上でよく考えてみたい

なぜなめてしまうのか

なぜそんなに固いのか

そうならずにスムーズに分解できる方法はないのか

部品を見ながらポイントを検証してみる


1.構成部品

2.アウターチューブ底の取り付け穴

六角穴付きボルトの頭がすっぽりと入る部分

この部分の内壁面をよくみると面があれているのがわかる

3.問題の六角穴付きボルト
頭が錆びて面が荒れている、首下部分のねじ山のない部分にも錆び、

首下部分に銅ワッシャーがある

ねじ山はきれい


"缶詰" "ガラストップコンロ"

4.インナーパーツ

ねじ部の材質に注意、アルミニウム合金

これが雌ねじ部

奧をよく見ると途中で色が変わっているのがわかる

ボルトの雄ねじがそこまでということ、向こう側に貫通していない

5.インナーチューブ

スリーブがついていてその左側にはインナーチューブに溝が設けられCリングがストッパーとなっている

アウターチューブ上部内面にスナップリングがつきこのスリーブとインナーチューブにあるCリングとで

組み合わされる構造である

他のバイクと違いアウターチューブ側のスナップリングを外すとインナーチューブが取り出せるのである


写真にポイントがいろいろとあり部品がメッセージを送ってくれています

ボルトが固い理由

①フロントホイールのシャフトがあるとはいえ、六角穴付きボルトの頭部分が錆びる


目地棒平面を設定する方法

②インナーチューブ底の取り付け穴の内径がボルトの頭部の外径に対してクリアランスが無さ過ぎで

  ぴったりすぎることでボルトの頭の錆が食い込んでいく、アルミ側も面が痛み錆びがでてお互い食い込む

  (もう少し大きな内径だったらこんなことにはならないのに)

  ボルト首下部分の内径も同様に錆びによりいくらかきつい、しかしこの部分はフォークオイルにより守られて  

  いるのでそれほど固いわけではないはずと思われる

③ボルト側ねじ部も雌ねじ側ねじ部もきれい

  貫通したボルト側ねじ山が錆びて食い込む訳ではない

  たいていフォークオイルも入っていることだし、銅ワッシャーも入っているし、

  雌ねじ側の材質もアルミニウム合金なので、そんなに大きいトルクで締まっているわけではない

したがってボルトが固いのは

「ボルトの頭部とインナーチューブ側との円筒面の摩擦によるもの」

さて取り外す方法です

(1)「なめた六角穴付ボルトの取り外しCB750 」のとおり

  ①そのすきま外側から溝につているゴミ錆びなどを先端のとがったものなどで取り去る

  ②潤滑剤を十分浸透させる


どのように行う家計やクイーンズランド州での事業廃棄物の水

  ③必要に応じてインナーチューブ側を加熱し少しでも膨張させすきまを開けてやる

  ④六角穴を修正しクッと力をかける

(2)やってみる価値ある方法

  ①ねじ部分がきれいでありお互い異種材質であるためねじ部が錆びのため車の触媒の取り付けボルトのよ  

    うに融合してしまうようなことはない

  ②ボルトの首下先端はフォークオイルで酸化から守られていた

  ③インナーパーツはアウターチューブ内に組み込まれているが、その先端は内側4~5cmの所ですぐそこに    

    きている

  ④高トルクで締め付けられてはいない(雌ねじがあるみなので締め付けられない)

 結論「インナーパーツ(めねじ側)を回す」です

   すぐそこに先端は見えるのですからそれをどうにかして回せれば緩むはずです

   ぴったりサイズのパイプまたは丸棒を差し込んで少し斜めにして引っかからせて回す

   ブラインドベアリングプーラーなどで固定し回す

   先端の部の長いラジオペンチなどでつかんで回す

  

外れたらあとは六角穴付きボルトを内側から真鍮製などの長い当て棒でたたいてやればとれます

構造がすっかりわかったところで


ガレージの奧などで分解できずにあきらめていた人、すでにねじをこわしてしまってそのままの人

ひっぱりだしてやってみたらどうでしょう

もちろん自己責任でお願いします

                                                    おわり



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